喜多酒造(きたしゅぞう):喜楽長(きらくちょう) その3
なぜ喜楽長は美味いのか?
その おすすめの理由(わけ)
秘密を探るシリーズ
その3=完結編 です。
上の写真は左から喜多社長、私、家杜氏
3人での記念撮影(?)です。
決して「大きな顔コンテスト」の表彰式ではありませんぞ。
昭和29年生まれに挟まれた昭和39年生まれの私です。
私に妙な貫禄があるためか(それとも毛がないためか?)
喜多社長に「とても45歳には・・・ハハハハハ 」
と言われました。 トホホホホ
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伝統の重みと歴史を感じさせる
蔵の中を喜多社長にご案内していただきました。
原料米は、
兵庫県産の山田錦や地元産の良質な酒米を使用されとります。
酒造りの第1歩で最も重要な工程は、原料米処理です。
喜多酒造では、新中野工業㈱の自動精米機を導入し
(1台:2千万円以上する良い酒造るためには必須の設備です!!)
丁寧な自家精米を実現しています。
また、ストップウオッチを使ったきめ細かい限定吸水や
限定浸漬のできる半自動の洗米機も使用しています。
(限定吸水後の酒米写真)
蒸きょうは「こしき」を使い、
さばけのよい「外硬内軟」(がいこうないなん)な蒸米が
つくられています。
(左は洗米機、右はこしき)
麹造りは、温度調整が厳しくできる麹室が3室あり、
酒質に合わせた麹造りを心がけています。
(室の中=麹の赤ちゃん育成中)
仕込みは、最大1500㎏の小さな仕込みで、
低温発酵ができる設備を充分に生かし、
雑味のない発酵経過をしています。
瓶詰め後は、パストクーラー(冷却装置)にて、
すぐに冷却し酒質の維持に努めておられます。
貯蔵は、それぞれの酒質に合った適切な温度管理を心がけ、
冷蔵貯蔵すべきものはしっかり冷蔵庫にて管理されております。
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