初孫 発泡性純米酒 “X” (えっくす)
山形新聞に掲載された記事です。
発泡の秘密が!!
ご参考まで・・・・
統一ブランド「スパークリング・ワイ」
県産発泡性日本酒発売へ
<2009年06月16日>
県工業技術センターが開発し、県酒造組合に加盟する
9蔵元が商品化を進めてきた発泡性日本酒が
統一ブランド「スパークリング・ワイ」として発売されることになり、
16日、山形市の山形グランドホテルで発表会が開かれた。
各蔵元の持ち味を生かした清酒をベースに発泡性に仕上げた商品は
それぞれが違った味わいを醸し出し、
苦戦する日本酒市場で新たな動きとして注目を集めそうだ。
開発した発泡性日本酒の特徴は、透明度とコクのある味わい。
一般的な発泡清酒は瓶詰めした後に、
酵母で2次発酵させることから濁った色になる。
これを耐圧タンクの中で2次発酵させて、
ろ過することで透明に仕上げた。
さらに、人工的に二酸化炭素を注入し、
泡立ちや口当たりはシャンパンに近い。
また、苦味成分のチロソールの働きを高める
独自の酵母を使うことで、口飽きの原因ともなる甘さを抑え、
コクのある味わいに仕上げた。
原料は、淡麗な切れの良さが特徴の県産酒造好適米「出羽の里」
を使用している。
スパークリング・ワイは統一ロゴのラベルとして商品に張り、
銘柄は各蔵元によって異なる。
市場での位置付けは1杯目から飲める酒類として、
ビールもライバルとなる。価格的にはスパークリングワインと同程度。
蔵元の関係者は
「日本酒に距離を置く女性、日本酒好きの両方から高評価を得ている」とし、
合わせる料理も和洋中を問わないと説明する。
アルコール度数が高く、氷を入れて楽しめる商品もある。
需要が増える今夏とクリスマス期に市場調査を行い、
順次出荷量を増やしながら、海外展開も視野に入れている。
一方、山形グランドホテルではこの日、
発泡性日本酒の開発にも参加した山形県酒類卸(寒河江市)による
酒フェスタも開催され、スパークリング・ワイも紹介された。
今回発売になった発泡性日本酒の銘柄と製造元は次の通り。
★「スパークリング純米酒 bitts!」=和田酒造
★「上喜元 涼夏」=酒田酒造
★「初孫 X(えっくす)」=東北銘醸
★「出泡羽酒(しゅっぽうしゅ)」=渡会本店
★「おしゅん」=亀の井酒造
★「Sparkling sake BENTEN」=後藤酒造店
★「米鶴 純米スパークリング」=米鶴酒造
★「羽陽一献 Sparkling純米」=中沖酒造店
★「スパークリング純米酒 出羽桜(仮称)」=出羽桜酒造
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